Challenge drive.net 車の試乗記
Challengedrive.net  車の試乗記
すべての試乗記メルセデス・ベンツの試乗記

メルセデスAMG E43 4MATIC

(Eクラス/W213/4WD)

メルセデスAMG E43 4MATIC

メルセデスAMG E43 4MATICは、メルセデス・ベンツEクラスのAMGハイパフォーマンス モデルの位置づけで、AMG E63ほどの猛烈な性能は必要ないユーザー向けに開発された車両になります。AMGの入門に位置する1台と言えるでしょう。

ライバルはBMW M550i(日本未発売)やアウディS6です。ただし、M550iではオーバースペックになりそうです。また、メルセデスAMG E43はV6-3.0Lターボエンジンを搭載した車両になります。

なお、アウディRS6やBMW M5はメルセデスAMG E63のライバルになります。


試乗車概要

Mercedes-AMG E43 4MATIC

メルセデスAMG E43はメルセデスAMGのエントリーモデルで、メルセデスAMG E63がハードな仕上がりに対し、E43はマイルドな設定になっています。

メルセデスAMG C43と比較をすると、同じV6-3.0Lターボエンジンを搭載しながらも、出力に差があるのが特徴です。

また、メルセデス・ベンツEクラスにはE400 4マチック エクスクルーシブというV6-3.0Lターボエンジンを搭載したグレードがありますが、AMG E43とでは方向性が異なる車のようです。


正式グレードと概要

Mercedes-AMG E43 4MATIC

排気量
3,000㏄
最高出力/トルク 401ps/53.0kgm
走行距離 約600km
今回の平均燃費
測定せず
車両本体価格 約1,200万 円ほど
試乗日の路面状態 ドライ


新型Eクラス (W213)の初の試乗記です。当初の予定では、おそらく売れ筋であるだろうE200 アバンギャルド スポーツかE220d アバンギャルド スポーツを試乗する予定でしたが、車両の準備の関係でメルセデスAMG E43の手配となりました。(個人的には嬉しい誤算ですが・・・)

E43はメルセデスAMGの中では最低グレードに該当しますし、E63は職人が作り上げたエンジンを搭載するのに対し、E43は工業製品の延長上のものに なります。(所説ありますが・・・/C43でも同じことが言えます。)

どの程度、ベースのEクラスとの差があるか楽しみです。



Hotels.com【海外・国内ホテル予約サイト ホテルズドットコム】





メルセデスAMG E43 4MATIC 外観

メルセデスAMG エンブレム

まずはメルセデスAMG E43 4マチックの外観の紹介です。


AMG E43 フロントデザイン

メルセデスAMG E43 4MATIC フロント
メルセデスAMG E43 4 MATIC フロント

基本的なデザインはメルセデス・ベンツEクラス アバンギャルド スポーツと同じように見えますが、フロントグリルはE43専用デザインになっています。AMGのエンブレムが貼られ、一目でメルセデスAMGと分かるよう に なっています。


ただし、
メルセデスAMG C43 4MATIC フロント

メルセデスAMG C43 4MATICとほぼ区別がつきません。

日本では見栄っ張りの人がこよなく愛するメルセデス・ベンツでありますが、ここまで見分けがつかないのも・・・なんと思ったりもします。




AMG E43 4MATICのサイドデザインはカッコイイ

メルセデスAMG E43 4MATIC サイドデザイン
好みの問題はありますが、車高が低そうな車に見えてカッコイイです。

ただ、EクラスはEセグメントに属する車でクラウンやBMW 5シリーズなどと同じ車格ではあるのですが、あまり車の大きさを感じることはありません。



メルセデスAMG E43 4MATIC 20インチアルミ
20インチのアルミホイールは圧巻

また、メルセデスAMGには、高性能ブレーキが搭載され、見えにくいですがキャリパーにはAMGのロゴが付いており、これもなかなかカッコイイです。

タイヤがミシュラン パイロットスーパースポーツで無い点(横浜タイヤのアドバン スポーツが装着されている)は気になる点ですが、ZR19と表記されたタイヤとなっており、超高速域にも対応可能なタイヤのようです。



メルセデスAMG E43 リアから

メルセデスAMG E43 4マチック リア
メルセデスAMG E43 4マチック リアデザイン

CクラスともSクラスとも見分けがつきません。
ただ、AMGらしく4本風マフラーが印象的であります。

ちなみに、天井はガラスルーフになっています。







メルセデスAMG E43 内装(インテリア)

メルセデスAMG E43 4マチック 運転席
メルセデスAMG E43 4MATIC 運転席

メルセデスAMG E43 4マチック インテリアトリム基本的に運転席周りは、ベースのEクラス(上級装備車)と大きな違いはありません。

やる気のあるパドルシフトやスポーツステアリング、メタルウィーブインテリアトリム(アルミパネルでしょうか?)が装備されている点です。

写真では分からないのですが、他の車と比較をすると、助手席に乗った瞬間すごく広い印象があります。









AMG E43には本革シートが装備

メルセデスAMG E43 4マチック フロントシート
AMG E43に装着されるフロントシートはE63と同等のものが装備されている。
と思います。

フロントシート AMGロゴシートは硬めで、フィット感も適度あります。Sクラス(コンフォートシートを除く)と似ており、座り心地は良いと言えます。

ただ、E43であればこのシートで良いですが、E63やE63 Sなどに装着するには、ホールド性に欠けるのでは ないでしょうか。
(E63に乗ったことは無いので何とも言えませんが)

なお、長距離乗車してもあまり疲れることのないシートで、C43よりも好きなシートではあります。










メルセデスAMG E43 後部座席

メルセデスAMG E43 4マチック 後部座席
普通です。

ドイツ車特有の独特のシートの硬さが座り心地が悪く感じられますが、おそらく長時間移動した際の疲労度は大幅に軽減されるだろうシートになっています。

メルセデスAMG E43はEクラスの上級グレードに位置しますが、リクライニングなどの装備はありません。




メルセデスAMG E43 夜のインテリアも美しい アンビエントライト

アンビエントライト 青
メルセデスAMG E43の夜間のインテリア

Cクラスのアンビエントライトは飾り程度でイマイチでしたが、新しいEクラスはSクラスと同様、イルミネーションが美しいと言っても良いです。

アンビエントライト カラー
アンビエントライト ラブホテルエディション上:カラーのバリエーションが増えました。
左:色を変えればラブホテル・・・

くだらない点かもしれませんが、W213 EクラスはW222 Sクラスよりも進化したと言えるでしょう。










メーターパネルのバリエーションは液 晶

スポーツメーター
スポーツ表示 
タコメーターが中心に大きく表示されます。速度計はデジタル表示です。

クラシックメーター
クラシック表示

メーター中央にデジタル速度計が表示されているほか、アナログの速度計もあるため、デジタルが苦手な人でも問題なく運転出来ます。


「色々な選択肢を提供する」という意味では、レクサスFスポーツと比較をすると、一枚上手と言えるでしょう。





トランクルーム

トランクルーム
Eクラス トランク

メルセデス・ベンツEクラスは、同セグメントの他の車種と比較をすると、トランクの容積が大きいと言われています。(実際にゴルフバッグを積む人より)

このように見れば、トランクルームは広そうには見えますが、さすがにセダンだとゴルフバッグ4つは難しそうです。なお、ラゲッジスルー(後部座席を倒せ る)もあるため、スキー板などの長いものを積むことも可能です。







メルセデスAMG E43 4MATIC 走行性能

メルセデスAMG E43 4MATIC

つづきましては、メルセデスAMG E43 4MATICの走行性能の紹介です。AMGという名に相応しい走りなのか?それとも、EクラスにV6-3.0Lエンジンを搭載しただけの車なのか?考えて みたいと思います。



抜群の高速性能

メルセデスAMG E43 4MATIC 高速道路
高速道路における安定性は優れています。

一応、以前試乗したE200 Avantgardeと比較をするとより一層安定している印象があります。原因が4MATIC(4WD)なのか、たまたま風 が吹いていなかったか分かりません。

しかし一つだけ申し上げられることがあるとすれば、V6-3.0Lエンジンの安定性はこの上なく快適であるということだけは紹介させてください。同じダウ ンサイジングターボでも、2,000㏄とは比較になりません。どの速度域でも力強さを維持します。



E43 4MATICで峠を走る

メルセデスAMG E43 4MATIC 峠
なかなか悪くありません。

しかし、良くもありません。峠道でSPORT+にして走行しましたが、AMG A45やBMW M4のような感動的で官能的なハンドリング性能を得ることが出来なかったのです。

4MATIC(4WD)ということもあり、横滑りは発生しませんでしたが、「どれだけ高い速度でハンドルを切っても曲がっていく」といった素晴らしいワク ワク感は得られず、上級なスポーツセダンという印象しか得られません。




ハイパワーなV6-3.0Lターボエ ンジン

メルセデスAMG E43 4MATIC に搭載されるエンジン
メルセデスAMG E43に搭載されているV6-3.0Lターボエンジン

401ps/53.0kgmという力強いエンジンを持っており、かつては5,000CCに匹敵するパワーを持ったエンジンです。先述の通り、メルセデス AMG C43よりもパワーのあるエンジンです。

実際に、キックダウンや急発進・急加速を行ったのですが、かなりの急加速を得られる上、4WDの影響もあり、かなり安定しています。以前、LC500 (V8-5.0L NA)をジェントルな味付けと評しましたが、メルセデスAMG E43 4MATICはLC500以上にジェントルな1台です。

4WDでパワーを余すことなく路面に伝えているという意味では、メルセデスAMG E43の方が安定感があると言えます。


なお、メルセデスAMG E43に搭載されているV6-3.0Lターボエンジンは、回転が上がればV6らしいイイ音を出してくれるのですが、発進時においては昔の都電荒川線のよう な機械的な情けないエンジン音を聞く必要があります・・・。




メルセデスAMG E43 4MATIC の乗り心地

20インチアルミ

色々と意見はあると思いますが、メルセデスAMG E43は乗り心地が悪く、ハンドリング性能は大したことが無いと言えます。乗り心地が悪いのには理由があり、245/35ZR20という扁平タイヤを装着 しており(フロント)、このようなタイヤでは路面の衝撃をモロに伝えてしまいます。

と言いつつ、クラウン(アスリート含む)と比較をすると乗り心地が悪いですが、ヴィッツやパッソと比較をすれば乗り心地が良いはずです。もし、家族会議で 困っている方は、ヴィッツやパッソと比較をする切り口で会議に臨んでください。



メルセデスAMG E43 4MATIC 走行性能 総評

結論を申し上げれば、EクラスにV6-3.0Lターボエンジンを搭載しただけの車です。

エンジンそのものはパワフルで急激な加速でも優れている1台と言えますが、首都高走っても乗り心地もハンドリングも悪いため、足回り性能は物足りなく、 12,000,000円を支払って購入するには少しハードルが高いと言えるかもしれません。

ただし、筆者の場合にはBMW M4やAMG A45など、より優れた1台に試乗していることも事実です。実際にE43に試乗した人の意見を聞くと、「E43は素晴らしい」という意見が圧倒的多数であ ることは紹介しておきます。






メルセデスAMG E43 4MATIC いろいろ気になる点

W213の現行Eクラスに試乗し、いくつか気になる点がありましたので紹介します。



さらに進化して分かりづらくなった COMMAND SYSTEM

Eクラス ステアリングスイッチ 左Eクラス ステアリングスイッチ 右

基本的に中央モニタであるCOMMAND SYSTEMも含めて、すべてステアリングスイッチで操作を行うことが可能です。が、どれだけ説明を受けても、どのように操作をすれば良いのか分からず、 慣れるまでに時間が掛かりそうです。




AMGにはAMGなりの機能が装備さ れている。

ブースト計
あくまでも視覚的なものですが、ブースト計が装備されています。





新しくなった部分も含めて COMMAND SYSTEMの紹介

ブースト計ブースト計
左:出力表示
右:記録にありません・・・。(ただ画像を見ての通りです。)

このような表示は近頃の車ではよく見かけますね。



スマートフォン連携Wi-Fi対応
右:スマートフォン連携
左:Wi-Fi接続可能

Challenge drive.netでは何度もお伝えしているスマホ連携にWi-Fi接続可です。とにかく最新の車はワケ分かりません。




新型Eクラスの安全装備は従来通り優 れている

アダプティブハイビームアシスト
アダプティブハイビームアシスト メーター表示写真はアダプティブハイビームアシストの写真です。

上記以外にも半自動運転など、最新テクノロジーが満載で、何をどうすれば良いのか、年寄りには理解するのに苦労する1台です。


ちなみに、従来より進化した点を申し上げる点を紹介するとすれば、「自動運転中にウインカーを操作すると車線変更を行ってくれる」点でしょう。


基本的に、どのメーカーも素晴らしいと言える最新テクノロジーを持っています。でも、メルセデス・ベンツは常に1歩進んだテクノロジーを提供しており、今 後のさらなる進化に期待をしたいです。





メルセデスAMG E43 4MATIC 総評とまとめ

メルセデスAMG E43

W213 Eクラスは時代の一歩先を進む車として進化を遂げた1台であると言えます。ただし、複雑すぎるコントローラは老人に使いやすいとは言えず、もう少し配慮が あっても良いのでは無いでしょうか。

メルセデスAMGとして評価としては、正直1,200万円の上等なファミリーカーと言った印象でしょうか。車自体は優れていることを認識できるものの、 1,200万円を支払うなら、車内が狭くてもメルセデスAMG C63やBMW M3を選択します。

また、ファミリー志向で考える場合には、43系エンジンはEクラス以外にGLC/GLEなども設定しており、かならずも乗り心地の悪いE43を購入する必 要はありません。


もし、AMG E43を購入するのであれば、無理をしてでもE63を選択したいです。


メルセデスAMG E43 4MATIC まとめ

・AMGという名ではあるものの普通のスポーツセダン
・ハンドリングもエンジンも感動しないが、乗り心地まで考慮すれば総合評価は高い。
  ⇒ただし、20インチタイヤ装着による突き上げ感により乗り心地が酷い。
・最新テクノロジー満載で慣れるのに一苦労しそう。
・W213よりナビ周りの操作方法が大幅に更新されたため、使いこなすことが出来ない。
・AMG E43はEクラスとしては装備十分。

結 論を申し上げれば、なかなかイイ車であることには違いありません。しかし、1,200万円支払ってファミリーカーを買うということは、走行性能の違いは大 きすぎるとは言え、700万円超えのアルファード/ヴェルファイア エグゼクティブラウンジを買うことと、ほぼ同じことでしょう。

国産高級車1台分の金額を余計に支払って、E63を頑張りたいところです。または、同等のパフォーマンスで少しオシャレでデリケートなマセラティ ギブリSを選択したいです。





関連項目:
メルセデスAMG C43 4MATICメルセデスAMG C43 4マチック
メルセデスAMG A45 4MATICメルセデスAMG A45 4MATIC
スバル WRX S4 2.0GTアイサイトスバル WRX S4 2.0GTアイサイト
BMW M4クーペBMW M4クーペ(F82/DCT)
マセラティ ギブリS Q4 フロントマセラティ ギブリS Q4
メルセデス・ベンツ C220d アバンギャルド フロントC220d(BlueTEC) Avantgarde
メルセデス・ベンツ C180カブリオレメルセデス・ベンツC180カブリオレ スポーツ
メルセデス・ベンツ GLC220d 4マチックメルセデス・ベンツ GLC220d 4マチック
メルセデス・ベンツE220ブルーテック AMGスポーツパッケージE220ブルーテックAMGスポーツパッケージ(W212)
メルセデス・ベンツCLS350ブルーテック シューティングブレークCLS350BlueTEC Shooting Break
V37スカイラインとケンとメリーの木日産 V37スカイライン 200GT-t(次世代ターボ)
トヨタ 86 GT Limitedトヨタ 86 GTリミテッド
アウディA4 2.0TFSIクワトロアウディ A4 2.0TFSIクワトロ(B9)
レクサスLC500レクサス LC500 Lパッケージ(V8-5.0L)
レクサス LS500h バージョンLレクサス LS500h バージョンL(50系)






ホームリンク撮影についてChallengedrive.netにつ いて運営者情報