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Mベンツ  CLS350 シューティングブレーク ブルーテック

Mercedes-Benz X218 CLS350 BlueTEC(Diesel)Shooting Break
メルセデスベンツCLS350ブルーテック シューティングブレーク

メルセデス・ベンツCLSは、2004年に”4ドア クーペ”として発売され、試乗したX218型は2代目のCLSになります。ライバルはBMW6シリーズ グランクーペ・Audi A7あたりになります。

また、2代目のCLSにはシューティングブレークという名称でステーションワゴンタイプがラインナップに加わり、4ドアクーペ・シューティングブレーク共 に日本でも販売されています。






試乗車概要

Mercedes-Benz CLS350 BlueTEC Shooting Break

排気量
3.0Lディー ゼル
最高出力/トルク
252ps/63.2kgm
走行距離
約150km
(街中・郊外)
今回の平均燃費
測定せず
車両本体価格
最低 63,000ユーロ
 
今回試乗したCLS350ブルーテックは、2014年8月に生産終了モデルになっており、近いグレードだとCLS350Dになります。基本的には似たよう なエンジンのようですが、所々に違いがあるそうです。


また、日本においてCLS350のディーゼルモデルは以前より導入はされておらず、CLS220D シューティングブレークのみの導入になっています。ただし、3.0LディーゼルターボエンジンはE350ブルーテックなどにも導入されています。


試乗地:ドイツ ベルリン(郊外含む)


エクステリア(CLS350 BlueTEC Shooting Break)

メルセデスベンツCLS350ブルーテック シューティングブレーク

フロントはメルセデス・ベンツを全面に押し出すデザインになっており、なかなかカッコイイのではないでしょうか。また、LEDが各所に採用されており、安 全性向上にも役立っています。


クーペでステーションワゴンなCLS シューティングブレーク

Mercedes-Benz CLS350BlueTEC Shooting Break

クーペではありますが、隣に止まっているであろうAudi A4 AVANTと思われる車と車高は同じくらいです。ただ、最近のクルマでは珍しく、ハードトップが採用されています。

この写真をご覧になって何となく想像つくかと思いますが、ステーションワゴンのくせにトランクルームは広くありません・・・。

CLS350 シューティングブレークのインテリア

CLS350BlueTEC Shooting Break インテリア

基本的に、CLSクラスはEクラスをベースに作られており、内装もEクラスと同じ部品を使っている箇所は多いかと思います。また、新しめのメルセデスは、 ウインカーレバーとクルーズコントロールのレバーが上下逆になりました。

Eクラスがベースであるため、当時最新式であったにも関わらず、パーキングブレーキは電気式ではありません。(写真左側)ちなみに、後期モデルのCLSに いたっても電気式パーキングブレーキは採用されていません。


エクスクルーシブ コンフォート パッケージ装備車?

前席には、
・シートヒーター/ベンチレーター(冷房機能)
・ドライビング ダイナミックシート(例えば左カーブを曲がるとシートの右側が膨らむ機能)
・座り心地の良いコンフォートシート(座面長調整機能付き)

などが装備されており、おそらくエクスクルーシブ コンフォート パッケージが装備されている車両だと思います。


日本仕様のオプションで装備する場合、780,000円掛かるほどのオプションであり、CLS550にしか装着できないオプションになっています。そのた め、車はCLSでも座り心地はSクラスに匹敵するでしょう。

いずれにせよ、快適なドライブを楽しむことが出来ました。



クーペタイプのわりに広い後部座席

CLS350BlueTEC Shooting Break 後部座席

クーペの後部座席と言えば狭く、法律上4人乗車が可能であるというパターンが一般的ですが、さすがドアの枚数が多いクーペということだけあり、比較的広い 座席になっています。

また、CLS4ドアクーペは4人乗りであるのに対し、CLSシューティングブレークは5人乗りの車両になっています。


CLS350ブルーテック シューティングブレーク その他

この項では、最近のドイツの高級車※とはどんな感じなのかも含めて紹介します。
※よくドイツ本国でベンツ・BMW・Audiなどは当たり前のように走っている大衆車だという方がいるのです が、いずれも高級ブランドとして世界中で販売されており、日本で言えばレクサスのようなものです。したがって、タクシーで走っていたとしてもメルセデスは 高級車です。


贅沢にもATが装備

7Gトロニック
7G-トロニック プラスという名称みたいですが、普通のATです。
シフトダウンとシフトアップはパドルシフトにて操作します。


ヨーロッパの車はMTが主流だと言われていますが、ドイツにおいてもCLSはAT車しかラインナップにありません。今後は高級車を中心にMT車の販売台数 は 少なくなっていくのかと思うと、時代が変わるのだと感じてしまいます。



カーナビは純正ナビ(COMMAND System)

純正ナビ

ヨーロッパの各国語には対応しておりますが、残念ながら日本語には対応していませんでした。

また、ナビの動きが日本仕様と比較して若干鈍く感じたことから、おそらくHDDナビを使っていないような気がします。


リアビューモニタ

なんとこの車にはバックモニタも装備されています!

一般的にドイツ車にはセンサーなどがついていて、音によって障害物を探知します。そのため、日本向けの車両にバックモニタが装備されていました。しかし、 最近のドイツ車にはバックモニタが装備されるようになったのだと思わず関心してしまいました。


ハーマンカードン
ハーマンカードンのスピーカーまで装備されています。

今回は諸事情により小音量でラジオを聴いていたのみですが、音に奥行きがあり十分な重低音を感じることが出来ます。

ん~実に素晴らしい車です。ただ、スポーティワゴンだと思いますが、高級感はあまり感じられません。。




クルーズコントロールは装備だけど レーダーセーフティは?

クルーズコントロール

クルーズコントロールは大昔のベンツより装備されていました。CLSであればレーダーセーフティパッケージが装備されていそうですが、残念ながらそのよう な装備は無く、万が一前の車に追突しそうになったら、そのまま追突してしまいます。


CLS350ブルーテック シューティングブレーク 走行性能について

ハンドリング性能
ですが、ベルリンの市内や郊外を中心に150kmほど走行しましたが、ハンドリング性能はいたって普通のクルマです。スポーティなハンドリングという印象 は無く、CLSのクーペとは見た目だけだと言えるでしょう。

車の安定感
に関しても、一般道の法定速度である100km/hしか出していませんので、本来の性能はよく分かりません。ただ、ドイツ車らしく指一本で走行していても まったく怖くありません。しかも、今 回の試乗車にはスタッドレスタイヤが装着されていたのです。


CLS350ディーゼルの加速性能
は、V6-3.0Lエンジンにターボをつけたものです。素晴らしいという加速性能は得られませんが、少し踏めば期待通りの加速をしてくれ、街中走行も郊外 の走行も快適にしてくれます。

また、凄まじいほど燃費が良いです。



Mercedes-Benz CLS350BlueTEC Shooting Break 総評

メーター

もともと私はメルセデスに「走りの性能」は求めておらず、同乗者が快適にほしい車だと思っています。そういった意味では、期待通り程よい硬さ、加速性能を 持っており、アウトバーン走行だって快適に行えるでしょう。

また、3.0Lディーゼルターボエンジンは力強さと燃費性能を両立しており、CLS220DとCLS350Dでどちらから選ぶことになれば、間違えなく 350を選択します。


難点は車体がやや大きめで、クーペであることから人によっては少し運転しづらいかもしれません。また、5人しか乗車できないのにこれだけ大きなボディは少 々無駄ではないかという疑問を持ってしまいます。


したがって、このような車を購入する方は、
医者・弁護士・芸能人・起業して社長になった人
が向いていると思います。







関連項目:
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