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メルセデスAMG C43 4MATIC

(Cクラス/W205)

メルセデスAMG C43 4MATIC

メルセデスAMG C43 4MATICは、メルセデス・ベンツCクラスのAMGハイパフォーマンス モデルの位置づけで、AMG C63ほどの猛烈な性能は必要ないユーザー向けに開発された車両になります。

ライバルはアウディS4です。アウディRSやBMW M3はメルセデスAMG C63のライバルになります。


試乗車概要

Mercedes-AMG C43 4MATIC

かつてはAMGスポーツと言う、メルセデス・ベンツ Cクラスのグレードの1つとしてC450 AMG 4MATICとして販売されていました。

2014年のメルセデスAMGのブランドの立ち上げに伴い、メルセデスAMG C43 4MATICとされました。

C45にならなかった理由としては、メルセデスAMG A45等に搭載されている2.0Lエンジンと混同しないように考えられたものです。(当 然、A45等に搭載されているM133エンジンの方が性能的に優れています。)



正式グレードと概要

Mercedes-AMG C43 4MATIC

排気量
3,000㏄
最高出力/トルク 367ps/52.8kgm
走行距離 約600km
今回の平均燃費
測定せず
車両本体価格 約900万円ほ ど
試乗日の路面状態 ドライ・ウェッ ト


メルセデスAMGに はC63 S、C63、C43の3通りのグレードがあります。ただし、C63と今回試乗したC43には搭載しているエンジン以外にも大きな壁があり全く別物です。詳 しくは後述するとします。






メルセデスAMG C43 4MATIC 外観

メルセデスAMG C43 4MATIC

まずはカッコいいメルセデスAMG C43 4マチックの外観の紹介です。


AMG C43 フロントデザイン

メルセデスAMG C43 4MATIC フロント
メルセデスAMG C43 4マチック フロント

基本的なデザインはメルセデス・ベンツCクラス AMGラインと同じように見えますが、フロントグリルはC43専用デザインになっています。AMGのエンブレムが貼られ、一目でメルセデスAMGと分かる ようになっています。




切光光輝のアルミが印象的なサイドデ ザイン

メルセデスAMG C43 4MATICサイド

BITURBO 4MATICが印象的
通常のCクラスとAMGとの違いが特に感じられる点です。

また、メルセデスAMGには、高性能ブレーキが搭載され、見えにくいですがキャリパーにはAMGのロゴが付いており、これもなかなかカッコイイです。

また、装着タイヤはフロントが225/40ZR19となっており、通常のCクラスのAMGラインが225/40R18(フロント)を装着していることか ら、ワンランク上のタイヤを装着していることが分かります。(ZR19のZは超高速域でも耐えられる性能を持つタイヤを指します。)




メルセデスAMG C43 リアから

メルセデスAMG C43 4MATIC リアビュー
メルセデスAMG C43 4マチック リアデザイン(一応リアスポイラーあります。)

AMGであることを考えると迫力に欠けるリアデザインです。もう少しAMGらしさがあれば魅力的でもあります。

これでは普通のCクラスとEクラスとSクラスと大差がありません。




AMGエンブレム
なんといってもAMGエンブレムです。
25年以上変わらない(試乗記作成より)このエンブレムは最高の証です。

もっとも、インターネット通販やオートバックスに行けば簡単に購入できるエンブレムではありますが、もともと付いているものであれば、気分は格段に上であ ると言えるでしょう。





メルセデスAMG C43 内装(インテリア)

メルセデスAMG C43 インテリア(運転席周り)
メルセデスAMG C43 運転席



AMG C43 フロントシート

メルセデスAMG C43 フロントシート
AMG C43に装着されるフロントシート

Cクラス レザーエクスクルーシブ パッケージに準ずる本革シートとなっており、座り心地は硬くても体にフィットし長時間の着席も快適です。ただし、AMG C63に搭載されているレカロと 思われるシートとは異なるものが搭載されています。



メルセデスAMG C43 後部座席

メルセデスAMG C43 後部座席
それほど広くはありません。

車体自体は以前試乗したC220dと同じものであるため、後部座席の広さに期待をしてはいけません。しかし、実際に着席してみても膝は曲げて座る必要があ るものの、天井に頭がぶつかる心配は無く、長距離の移動であっても快適です。

なお、5人乗車時において後部座席の中央に座った方の評判は悪かったです。




シートは本革シートで、ベンチレーション機能は無い一方で、シートヒーターは装備されています。内装色はクランベリーレッドと呼ばれる赤に近いレザーシー トです。これ以外に、黒を選択することも可能です。




メルセデスAMG C43 パネル

メルセデスAMG C43 パネル
パネル

ブラックアッシュウッドと呼ばれるパネルが採用されています。



ここで一つだけ申し上げるとすれば、メルセデスAMG C43 4マチックのインテリアは、メルセデス・ベンツCクラス AMGラインのインテリアと一緒です。もともと上質なインテリアであるため特に問題は無いと言えます。




ナビ コマンドシステムの性能は相変わらず

メルセデスAMG C43 純正ナビ コマンドシステム
純正ナビ コマンドシステムコントローラ上:モニタ
左:コントローラ

操作方法の大半はC220d試乗時に紹介していますので、AMG C43のページでは省略させていただきます。

操作性は相変わらずであり、何度使っても慣れることは出来ません。先代のコマンドシステムの方が容易に操作することが出来ました。







トランクルーム

メルセデスAMG C43 トランク
トランクルームは標準的な容積です。

ラゲッジスルーが装備されているため、後席に着席しない場合には、スキー板やゴルフバッグを積むことは容易です。


メルセデスAMG C43 トランク
一応トランクは自動で閉まります。

メルセデスAMG C43 4マチックで有償オプションのエクスクルーシブパッケージを装備すると、フットトランクオプナー(キーを持って足をセンサーに近づけると自動的にトランク が開くため、両手が塞がっていても便利な機能)が装備されます。





メルセデスAMG C43 4マチック 走行性能

メルセデスAMG C43 4MATIC 走行性能

お待たせいたしました。メルセデスAMG C43 4マチックの走行性能紹介の項目です。今回は、都心・高速道路・峠道を走行しています。



メルセデスAMG C43 4マチックはマイルドな味付けの足回り

サスペンションはスポーツ+
AMG ライドコントロール スポーツサスペンションはスポーツ+で走行

AMG ライドコントロール スポーツサスペンションは、メルセデスAMGが開発した電子制御のサスペンションです。大半をスポーツ+モードにて試乗しましたが、コンフォートモードで もスポーツモードでもスポーツ+モードでも、それほど大きな違いはありません。

足回りは硬めでしっかりしていますが、乗り心地を重視している印象は拭えず、本気でカーブを曲がろうものなら車体は大きくロールします。




V6-3.0L 安定感の素晴らしいエンジン

エンジン音自体はマフラーを改良した、かつてのC350やE300/350等と同じようなエンジン音であるため、それほどの感動はありません。しかも発進 時のエンジン音は、掃除機のモーターが回るような音であるため、V8エンジンを搭載したC63と比べるとカッコ悪いエンジン音です。

しかし、大切であるのはエンジン音より性能です。

メルセデスAMG C43に搭載される367ps/53.0kgf・mを発生させる276M30エンジンは、暴れ馬のようなエンジンとは異なり、日常生活で使いやすいのに、 本気で加速をすれば満足いく性能を持ったエンジンです。

当然、暴れ馬のようなエンジンでないことから、アクセルをベタ踏みしたとしても、官能的な加速感を得ることは無く、さらに4WD(4マチック)であるため に、かなり安定したジェントルな加速になります。ウィキペディアによれば、250km/h(リミッター)も出せるそうです。


そのため、考え方によってはAMGであるに も関わらず、大して速くない車という印象を持つ方も多いかもしれません。





したがって、

高速道路は絶妙なバランスで走りやす い

快適な高速性能
高速時の安定感もあり、高速道路はは非常に走りやすいです。




峠道も快適に走行は出来る

峠道
峠道も快適に走行することが可能です。

ただ、峠を攻めるよりも、制限速度+α程度の速度で走行するのが一番楽しい走りになります。峠を本気で攻めようものなら、同乗者は簡単に車酔いをしてしま うでしょう。




しっかり止まるブレーキ

強化ブレーキシステム
Mercedes-AMG C43の強化ブレーキはしっかり効きます。
ただし、ブレーキダストが付きやすいため、雨天時の走行や長距離を走るごとにホイールの洗浄が必要になるのが難点です。




レーダーセーフティパッケージで渋滞 時も快適

高速道路の渋滞
ご覧のような渋滞でもレーダークルーズコントロールを利用すれば疲労も減ります。

また、レーダークルーズコントロールを利用しない場合でも、メルセデスAMG C43 4MATICは、9Gトロニック(9速AT/AMG C43仕様)となっており、AMGスピードシフトMCT(DCT)にある発進時のもたつきも無いため快適です。





メルセデスAMG C43 4マチックの走行性能の総評

AMG

メルセデスAMG C43を一言で表すなら、オールマイティなAMGであると紹介したいです。また、以前AMG A45 4MATICで紹介したRACEモードは、C43にはありません。

C43は本気を出して走行するには向かないものの、すべてにおいて絶妙なバランスがあり、走行においても扱いやすいため、ファミリー層にもウケが良さそう な1台であると言えます。ハンドリング性能や加速性能だけ考えれば、乗り心地の良かったマセラティ ギブリを思い出します。

ただし、雪道でない路面のカーブにおいて4マチック(4WD)のメリットは、あまり生かされている印象は無く、コーナーを抜けた際の安定感・安心感がもう 少し欲しいところです。





メルセデスAMG C43 4マチック その他

その他、気になる点をまとめました。

4マチック(4WD)であるが故に車 庫入れに難あり

車庫入れ
車庫入れが少し大変です。

FRのCクラスであれば一発で入れられる駐車場でも、4マチック(4WD)であるため、そうはいきません。最小回転半径がC180では5.1mであるのに 対し、C43(右ハンドル)の場合は5.8mになります。狭すぎる道では使い勝手が悪いです。



AMG用の表示

Cクラス メーター
私の場合、アナログ速度計が見づらいので真ん中の液晶はデジタルの速度計にしています。



が、AMGの場合、
AMG ブースト計
ブースト計であったり


ラップタイム
ラップタイムを測定出来たり・・・、



G
G計もあります。





最後はアダプティブヘッドライト

最後は、アダプティブヘッドライトです。アダプティブヘッドライトを初めて経験したのはE220dの試乗の時でした。噂には聞いていたものの、これほど素 晴らしいものか?と思わず感動したことを覚えています。

それ以降、アダプティブヘッドライト装備車を試乗する際には、出来る限り夜間にも試乗するよう心がけています。



アダプティブヘッドライト
前方車・対向車がない状況のため、ハイビームがONになっています。


でも、前方に車がいると、
アダプティブヘッドライト
前方の車がいる所だけハイビームがOFFになっています。

暗闇を走る際には、ハイビームのON/OFFの操作が煩わしく、非常にありがたい機能の1つです。





メルセデスAMG C43 4マチック 総評とまとめ

メルセデスAMG C43 4マチックは高い性能を持ちながら、運転がしやすいという意味で実用性を兼ね備えた1台であると言えます。また、AMG Cクラスであることを考えれば車両本体価格も900万円で購入できるため、コストパフォーマンスに優れたクルマであると言えます。

そして、AMG C43に関しては、細かいことを考えなければ弱点が少ない車であり、どのように批判をしようか思いつきません。

もし、ファミリーでAMGの購入を検討されているのであれば、実用性に優れ、乗り心地が良く、車両本体価格も良心的なメルセデスAMG C43 4マチックをオススメしたいです。




Mercedes-AMG C43 4MATIC まとめ

・無難なクルマではあるが、アクセルを踏み込めば素晴らしい車であることが分かる。
・乗り心地もゴツゴツしておらず快適であるため、ファミリーにも最適。
   ⇒今回はセダンの試乗だが、ステーションワゴンにもC43がある。
・ハンドリグは決して良いとは言えないものの、AMGらしい安定感はある。
・安全装備はメルセデスブランドで一流であると言える。

・AMGだと考えて運転すると少しガッカリするかも。
   ⇒あくまでもメルセデスCクラスのハイパフォーマンス車。
・エンジン音に迫力が無く、少々情けない。
・パッと見た限り、AMGの区別はつかない。


ということで、現在では4MATICに右ハンドルも発売されたことで、大幅に購入しやすくなりました。コテコテのAMGを望まなければ、ぜひオススメした 1台それが、メルセデスAMG C43 4マチックです。






関連項目:
メルセデス・ベンツ C220d アバンギャルド フロントC220d(BlueTEC) Avantgarde
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