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クラウン ハイブリッド ロイヤルサルーン2.5

トヨタクラウンは、1955年より発売されているトヨタの高級セダンで、14代目210系に該当します。(2016年現在)

ライバルは、日産フーガやホンダ レジェンドであるものの、クラウンロイヤルは国産で唯一と言っても良いほど、乗り心地を重視しスポーティ性能に重点を置かないクルマです。そのため、役員 車やハイヤーとして用途も圧倒的に多いです。

試乗車概要

TOYOTA CROWN HYBRID Royal saloon
クラウン ハイブリッドロイヤルサルーン(後期)

クラウンは、北米や欧州には一切輸出されず、日本と一部中国のみで販売されています。そのため、シートや乗り心地などは日本人が好む設計になっています。

また、先代クラウンハイブリッドは、V6-3.5Lエンジンを搭載しパワフルな走りが印象的でしたが、現行クラウンは直列4気筒-2.5Lエンジンを搭載 し、パワーは犠牲にしているものの低燃費に貢献しました。


正式グレードと概要

TOYOTA CROWN HYBRID Royalsaloon(2.5)

排気量
2,500㏄
最高出力/トルク
(システム出力)
220ps/-kgm
走行距離 70km
今回の平均燃費
-km/L
車両本体価格 約500万円ほ ど
試乗日の路面状態 ドライ

※今 回試乗したクラウン ハイブリッド ロイヤルサルーンは、210系の後期に 該当します。

クラウンには主に3タイプのモデルがあり、
・マジェスタ(最上級+ロングホイールベース)
・アスリート(スポーツタイプ)
・ロイヤル(快適性重視)

となっており、今回はロイヤルの試乗となります。

また、ロイヤルの中にも3通りのグレードがあり、
・ロイヤル(廉価版・・・手動シート/ウレタンステアリング等)
・ロイヤルサルーン(標準グレード・・・運転手も後部座席の人も最低限快適に過ごせる)
・ロイヤルサルーンG(ロイヤルの最上級グレード・・・リア電動シートなどが装備)

となっており、もし普通に購入するのであれば、必要最低限の豪華装備になっているロイヤルサルーンをオススメします。

また、いずれもガソリン車・HV車を選択でき、各グレードで4WDも選択可能です。
※同一グレードでも装備内容に一部違いあり


また、クラウンの後期モデルで目玉になっているのが、サスペンションが改良されているらしく、その乗り心地も考察したいと思います。



クラウン ハイブリッド ロイヤルサルーン後期 外観

若返りを図ったと言われるクラウンですが、ロイヤルサルーンになると少しオジサンくさい印象があります。そんなクラウンロイヤルサルーン(後期)の外観を 紹介します。

中途半端に最新のデザインを取り入れ たフロント

クラウン ロイヤルサルーン(後期/フロント)
クラウン ロイヤルサルーン フロント

アスリートと比較をしても若返りをしたとは到底思えないフロントデザインです。ただ、ロイヤルサルーンの場合には役員やVIPが乗る要素を持っており、こ のくらい大人しいデザインの方が良いのでしょうか?少なくとも、最近のトヨタ車のようにブサイクと思うデザインでは ないでしょう。


トヨタは大幅な改良を施したとの事ですが、前期モデルと比較しても、見た目(素人目)に大きな違いを感じることはありません。フロントライトとバンパー周 りが少し変わったくらいでしょうか?




これぞ日本のセダン クラウンハイブリッド

クラウン ハイブリッド 横から
フロントタイヤ左上にHIBRIDのエンブレムが装着されています。

クラウンに採用されている黒(ブラック<202>)は、重厚感のある綺麗な黒であり、無理にパールやメタリックを入れる必要はない色では ないでしょうか? クラウン ロイヤルサルーンに乗るのであれば、ぜひスーツとネクタイを しっかり締めて乗りたいところです。




クラウン ロイヤルサルーン リアから

クラウン ロイヤルサルーン リアから
このような場所に停車していると、運転手の待機中のような感じです。



ロイヤルには16インチアルミホイー ルが標準装備

16インチアルミホイール
16インチアルミホイールのデザインが改良されました。
細いブラシが無いと洗車しづらそうですね。




クラウン ハイブリッド ロイヤルサルーン後期 内装

相変わらず、トヨタは安い部品(※)を高級そうに見せるのが得意と感じるくらい、高級感のあるインテリアで、少々関心してしまいます。
※本当に安い部品を使っているかはよく知りません・・・。

クラウン ロイヤルサルーンの運転席周り

クラウン ロイヤルサルーン 運転席周り

デザイン上の大幅な改良はありません。細かい点を見るなら、ステアリングスイッチに小変更が施された点や、木目調パネルの模様が少し変わった感じがありま す。

内装のシートの色も、フラクセン(白)以外にブラックも選択できることから、汚れが心配な場合にはブラックを選択することをオススメします。特に1人で乗 ることが多い場合には、運転席のシートだけが汚くなってしまいます。



木目調のパネル

助手席

最近は、アルミ調のパネルを装備した車を多く乗っていたためか、木目調の車に乗ると少し心が落ち着きます。そして、白基調の内装が明るいのもGoodで す。


シンプルなシフト周り

シフト周り
ボタン類を排除した結果、シンプルなシフト周りになりました。

ボタン類を排除出来た理由は、トヨタ マルチオペレーション タッチによるものですが、詳細は後述することにします。




パワーシートは標準装備。座り心地は 普通。。。

クラウンの運転席と助手席

パワーシートは標準装備されており、運転席からでも助手席のシートを操作できるよう、背もたれにボタンが付いています。ここはショーファーカーとして役割 を持つクラウンならではと言ったところでしょう。

座席の座り心地も可もなく不可もなく、ごくごく普通です。
(どうしても、レクサスLSやメルセデス・ベンツSクラスなどに乗ったことがあるので、クラウンのシートだと物足りない。)




クラウン ロイヤルサルーン 後部座席

クラウン 後部座席
一応、役員車風に助手席のシートを前にしてみました。

当然、役員車やショーファーカーとしての要素を持つクラウン ロイヤルであるため、後部座席は広めに設計されています。ただし、フロントシートに足が長い人が座らないことを祈る限り程度の広さです。


ちなみに、ロイヤルサルーンGになると、後部座席ひじ掛けに多数のスイッチ類が装備されますが、普通のロイヤルサルーンでは、ただ ひじ掛けがあるだけです。




クラウン ハイブリッド ロイヤルサルーン 走行性能

クラウン ロイヤルサルーンの走行性能をまとめました。

直列4気筒-2.5L ハイブリッド の実力


このエンジンに関しては、すでにクラウン ハイブリッド アスリートSのページにて紹介しており、後期モデルでも大幅な改良が無いことから簡単に紹介します。

ずばり日本の道路 で走るのにピッタリな車両です。

街中ではモーターのアシストがあるため、十分に力強い加速をしてくれます。一方、高速道路でも常識の範囲内の速度であれば安定した走行をしてくれます。ま た、本気を出せば、簡単にリミッターも作動させられます。(前期モデルにて、とある私有地にて試験済み)


いなしサスペンションの性能


以前、マジェスタ ハイブリッドを紹介するページにて、「いなしサスペンション」について紹介し、「残念ながら感動はありませんでした。」とお伝えしております。

しかし、いなしサスペンションの魅力は、もともと乗り心地が優れているマジェスタでは体感できませんでしたが、ロイヤルサルーンにいなしサスペンションが 装備されて分かりました。実に優れたサスペンションであるこ とが。


要するに、クラウン ロイヤルサルーンでありながら、乗り心地はマジェスタです。


例えば、高速道路の継ぎ目を走行する際に、前期モデルクラウンの場合は上下に軽い衝撃がありましたが、後期モデルの「いなしサスペンション」装備したクラ ウンで継ぎ目を走行しても軽い衝撃があるのみで、前期モデルと比較しても大幅に快適性が向上しました。

これなら、VIP席でワインを飲む日も近いかもしれませんね。



ハイブリッドにはタコメーターがあり ません

オプティトロンメーター
クラウン オプティトロンメーター(ハイブリッド)

ハイブリッド用のメーターですが、タコメーターを表示することが出来ないようです。また、先代クラウン ハイブリッドではファイングラフィックメーター(全液晶)を選択することが出来ましたが、現行クラウンでは廃止されています。




クラウン ハイブリッド ロイヤルサルーン 気になる点

この項目では、クラウン ハイブリッド ロイヤルサルーンの少し気になった点をまとめて紹介します。


カーナビは標準装備

T-Connect SDナビゲーションシステム
T-Connect SDナビゲーションシステム
SDナビですが、メーカー標準装着ナビであることもあり、操作性に問題はありません。

ちなみに、ロイヤルサルーンおよびロイヤルサルーンGに標準装備されている純正ナビですが、ロイヤルサルーン グレードのみナビレスを選択することが可能です。(-38万円ほど)



改善の余地があるトヨタ マルチオペレーション タッチ

トヨタ マルチオペレーション タッチ
車のあらゆること(エアコンや走行モード設定 等)が操作可能です。
あらゆる項目のボタンが、このモニタに集約されることにより、ボタンの少ないシンプルな内装が実現しました。


しかし、つい先日V37スカイライン200GT-tに試乗をしたのですが、基本的にスカイラインも車のあらゆることをモニタ上で操作するのですが、決定的 な違いは本当によく使うボタンは画面とは別の場所に用意されているのです。

実際に使ってみると、スカイラインの方が使い心地が良いのが分かります。




クルーズコントロールは標準装備だけ ど・・・

クルーズコントロール
クルーズコントロールは標準装備ですが・・・

クラウンって、レーダークルーズコントロールを筆頭とする衝突被害軽減ブレーキ(プリクラッシュ セーフティ)はオプション扱いになっているます。(セットで10万円ほど)

ドイツの高級ブランドや日産の高級車が標準装備にしてきたことを見ても、クラウンも標準装備にする必要がありそうですね。



フットリリース式パーキングブレーキ とオルガン式アクセルペダル

フットリリース式パーキングブレーキ&オルガン式アクセルペダル
クラウンペダル

これだけでの高級車でありながら、フットリリース式パーキングブレーキは少々残念であります。今どきの高級車であれば、電子制御式パーキングブレーキを採 用するべきでしょう。これは、フルモデルチェンジの際に期待したいと思います。

オルガン式アクセルペダルについては、好き嫌いあるようですが、個人的にはつりさげ式ペダルの車に乗っていた時に革靴を破壊した記憶があるので、オルガン 式アクセルペダルの方が好きだったりします。




クラウン 後期 ハイブリッド ロイヤルサルーン 総評

「いなしサスペンション」が乗り心地に大きく貢献していることを、この後期クラウンに試乗して初めて理解することが出来ました。

一方で、安全装備(プリクラッシュ セーフティシステム)や電子制御式パーキングブレーキはマイナーチェンジを期に改良してほしいと感じたりもしました。(もっとも、プリクラッシュ セーフティシステムなど10万円で装備出来る点は魅力的なのですが。)

また、アスリートにはターボが設定されましたが、ロイヤルのガソリン車にはV6-2.5Lエンジンのみの設定に留まっています。

クラウン ハイブリッド ロイヤルサルーン(210系/後期) まとめ

・役員車として利用するには最低限の装備がある。
・後期モデルは乗り心地が改良。高速道路で長距離の移動が快適。
・デザインがオジサンくさい。
  ⇒大学生の息子が乗るには可哀想。ただし、クラウンに同乗した大学の同級生の評価は良。
・性能は3.0L並みとの事だが、少なくともヨーロッパでこの理論は通用しない。
  ⇒ある程度の性能を望むなら2.5Lガソリンか、アスリート3.5を推奨。
・特に後部座席に人が乗ることが無い場合、マークXと比較をするとコスパが悪い。


というととで、あくまでもオジサン車であることには違いが無いので、もし、ファミリーで所有するなら、クラウンアスリート、狭くて良ければレクサス IS/BMW3 シリーズなどをおすすめしたいと思います。







関連項目:
クラウン ハイブリッド アスリートS クラウンハイブリッド アスリートS
210系 クラウン マジェスタ 3.5ハイブリッドトヨタ クラウン マジェスタ Fバージョン
マークX 250G FOURトヨタ マークX 250G FOUR(後期/新型)
ヴェルファイア3.5ヴェル ファイア エグゼクティブラウンジ3.5
トヨタ プリウスS 横からトヨタ プリウスS E-Four
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