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ヴェルファイア エグゼクティブラウンジ3.5

TOYOTA VELLFIRE Executive Lounge3.5(2WD/V6)

ヴェルファイアは2代目アルファード登場時にネッツ店向けに販売された車で、アルファードVの後継車に該当します。今回試乗する車両はヴェルファイアとし ては2代目になる、2015年現在 現行型のヴェルファイアになります。


ヴェルファイア
ヴェルファイア

アルファードとヴェルファイアの違いを簡単に説明すると、アルファードはトヨペット系で販売され、ヴェルファイアはネッツ系の販売店で売られています。 ヴェルファイアの外観が少しスポーティになっていること以外は特に大きな違いは無く、内装も同じです。





試乗車概要

正式グレード
TOYOTA VELLFIRE Executive Lounge3.5

排気量
V6-3.5L
最高出力/トルク
280ps/35.1kgf
走行距離
約70km
(首都高含む東京都内)
今回の平均燃費
TTL 8.0km/Lくらい
街中だけなら4.0km/L

車両本体価格
約 650万円
試乗日の路面状態
ドライ



新しいヴェルファイア  エクステリア

後ろから煽られたくないデザイン

ヴェルファイア

良く言えば威厳を保てるデザイン。悪く言えば「いかつい」デザイン。
と言ったところでしょう。高速道路で後ろから車間距離を詰められたら、思わず譲ってしまいそうなデザインです。

かつてヤンキーだった人が、子育て中に購入するにはヴェルファイアがピッタリですね。


あとは、フロントグリルが地面から垂直方向にしか伸びておらず、ハイエースを連想させるデザインで先代のヴェルファイアの方がカッコよかったのでは ないでしょうか。



最上級グレードの証 Executive Lounge

ヴェルファイア エグゼクティブラウンジ

リアから見る姿は、さらにカッコ悪く見るに堪えないので下半分だけ撮 影してみました。



ヴェルファイア エグゼクティブラウンジのインテリア

ウッドコンビステアリングはヴェル ファイアの基本

ヴェルファイア エグゼクティブラウンジ 運転席
運転席周りの写真

現行モデルからはウレタンステアリングが無くなり、レンタカーで採用されている最低グレードでも革ハンドルになりました。また、スポーティグレードでない タイプだとウッドコンビステアリングになります。

最近の車は、数多くのステアリングスイッチが装備されており、何を押すとどうなるかが分からず、なかなか面倒だと感じたりします。



純正メーカーオプションナビが装備

メーカーオプションナビ

そういえば、パーキングブレーキが今までフットリリース式(足踏み式)だったのに対し、電気式になりました。なぜ、ヴェルファイアに電気式が装備されてい るのに、クラウンはフットリリース式なんでしょう。。。


トヨタ純正(メーカーオプション)ナビが今回は装備されていました。エグゼクティブラウンジ グレードに限り、純正ナビが標準装備されていますが、エグゼクティブラウンジ以外のグレードではオプション扱いになります。

その金額なんと¥561,600~となっております。(た だクラウン等とほぼ同性能を持つ)
なお、エグゼクティブラウンジと同等の純正ナビにした場合、¥885,600となります。
(純正ナビにパノラミックビューモニタとリアシートエンターテイメントが装備)


JBLプレミアサウンドシステム

高いナビですが、その代わり
JBLプレミアサウンドシステムが標準装備されます!!!

スピーカーも17あり、音質は なかなか良かったです。



純正メーカーオプションナビを装備 する意味はあるか?

もちろん、エグゼクティブラウンジを購入して標準装備されていたのであれば、大いに意味はあると思います。

ただ、50万円以上払って取り付けをするかと聞かれれば、答えは「?」です。

もし、ナビだけ必要なのであれば、15万円も払えば最低限のカーナビを取り付けることは可能ですし、数万円でバックモニタも装着可能です。オーディオレス 車を選択しても、スピーカーは8個装備されており、後付けナビを選択しても、音楽を聴くことやテレビを見ることも可能。


さぁ、見栄えと絶対必要ではない便利な装備のために、50万円以上支払えるでしょうか。


ヴェルファイア エグゼクティブラウンジ リアシート

2代目アルファードと初代ヴェルファイアより、リアシートの豪華さが増しました。さて、新しくなったヴェルファイアの後部座席はどうでしょうか?

ゆとりのVIPシート

2列目 後部座席
まるで東北・北陸・北海道新幹線のグランクラスを思い出します。

最上級グレードにふさわしく、優しく包み込まれるようなシートになっています。2列目の座席も前後に調整が可能になっており、目いっぱい後ろまで下げれ ば、篠原信一さんでも足を伸ばすことは可能でしょう。

また、ちょっとしたテーブルがついていることで、sandwichなどの軽食も食べられそうですし、コンセントも装備されていることから、重役クラスの人 が後部座席でパソコンを用いた仕事することも可能です。もはや車が単なる移動空間でないコトを表しています。


座席は当然電動リクライニング

電動リクライニング

座席は電動リクライニングが装備されており、VIPらしく乗車することが可能です。また、シートヒーターやベンチレーション機能(クーラー)もこのコント ローラーから行えます。

もはや、ヴェルファイアはファミリーカーでは無く、大人が乗る上質な空間なのでしょう。
(つまり運転席ばかりだと面白くありません・・・)


リアシート エンターテイメント

リアシート エンターテイメント

リア専用のエアコンがついているのはモチロンのことですが、テレビも装備されています。リモコンを使えばテレビを操作することが出来、走行中だろうと、地 デジ放送を見られるのは当然のこと、DVDやBlu-rayも楽しめます。

先述の通り、エグゼクティブラウンジにはリアシート エンターテイメントまで装備されているのです。



ヴェルファイア その他感じたこと

3列目シートは可動式で収納も可

ヴェルファイア 3列目シートは可動式

ミニバンのライバルでエルグランドの3列目は前後に動くことも出来なければ、収納は出来ますが床に埋め込む方式のため、トランクルームのスペースを確保す ることが出来ません。

ヴェルファイアやアルファードはたとえ7人・8人乗車することがあっても、3列目を前後に動かすことが出来るため、大量の荷物があっても安心できます。一 方エルグランドの場合は3列目が固定されているため、前後に動かすことが出来ず、当然多くのゴルフバッグを積むのは困難です。



レーダークルーズコントロールは標 準装備(エグゼクティブラウンジ)

レーダークルーズコントロール

設定した速度の範囲内で前方の車に追従する機能です。

最近の高級車では当たり前のように標準装備になりまして、ヴェルファイアも例外では無いようです。すべてのグレードのオプションで装着が可能な他、エグゼ クティブラウンジには標準で装備されています。

ただし、日本の車の悪いところで、設定速度を115km/h以上にすることが出来ません。法定速度の範囲内だからいいだろ?って思う方は多くいるかもしれ ませんが、日本の高速道路の実態は追い越し車線を中心に120km/h以上で走行していることは多々あります。
(ヘタ〇〇が多い休日を除く)

したがって、追い越し車線を永遠と115km/hで走行していたら後ろの車から煽られるのがオチなのです。日本車メーカーも法律云々では無く、本当の安全 性を理解して車づくりをしてほしいです。(もちろん、日本車の安全性自体は世界一だと思っていますが)



コストパフォーマンス抜群のVIP車

※VIPと言っても、ヤンキー車のことでは無く、後部座席にVIPを乗せることを指しています。

足が伸ばせて、テレビを見ることが出来、高級ホテルのエントランスにつけらても、カッコよいでしょう。

例えば、レクサスLS600hLも標準装備でモニタがついているなどありますが、車両本体価格だけで1,300万円は掛かります。しかし、ヴェルファイア な らハイブリッドモデルを選択しても700万円ほどで購入することが可能で燃費も良いです。

しかもヴェルファイアなら運転手含めて4人で乗れば、ゴルフバッグやスーツケースもも好きなだけ積めます。LS600hではトランクが飾り程度にしか装備 されていません。



ヴェルファイア エグゼクティブラウンジ3.5 総評

ミニバン=ファミリーカーという固定観念を崩してくれる充実した装備を持っていると思います。当然、3.5Lエンジンは快適であり高速道路でも安定した加 速をしてくれます。

サスペンションなどの設定も変更したようですが、正直運転席からは一切感じられず、果たして乗り心地が良くなったのでしょうか?




少しだけしか乗りませんでしたが、1つ疑問があります

ハイブリッドかV6-3.5Lか直 列4気筒2.5Lか

私はパワー重視で車を選ぶため、この中から選ぶしたら当然V6-3.5Lです。

ただし、街中で走る分には2.5Lも3.5Lも変わらず、高速道路でも180km/hまでの到達時間に差があるくらいで、3.5Lも2.5Lも加速性能に 差は無いと思います。つまり、高い自動車税を払って、燃費の悪いエンジン、しかもハイオク仕様というパワーがある以外まったく意味は無いと思います。

一方、ハイブリッドはまだ試乗しておらず、どの程度の走行性能が得られるかが未知数でもあります。ただ、仮に燃費が良くても車両本体価格はエグゼクティブ ラウンジで700万円をオーバーするので、本当に財布に優しい車が気になるところです。

また、これだけエコカーが売れる時代でもなぜかアルファードとヴェルファイアは3.5Lを頻繁に街中で見かけるのも、やはり2.5Lでは どうしても物足りないという消費者の表れでもあるでしょう。

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今回はヴェルファイア3.5Lを試乗したので、次回に機会があればアルファード ハイブリッドを試乗してみたいと思います。





関連項目:
アルファード2.5Sアルファード 2.5S 7人乗り(2WD/30系)
トヨタ ヴェルファイア 3.5ZA”Gエディション”トヨタ ヴェルファイア3.5ZA”Gエディション”
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