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アウディ A4アバント 2.0TFSI クアトロ

アウディA4アバントは、アウディが販売するDセグメントの車でアバントはステーションワゴンを表します。今回はアウディ自慢のクアトロ(4WD)の試乗 です。

試乗車概要

AUDI A4 Avant 2.0TFSI Quattro
アウディA4アバント 2.0TFSIクアトロ

今回の試乗車のアウディA4アバント2.0TFSIクアトロは、2008年~2016年まで製造された車両で、モデル末期に試乗した車両になります。

また、クアトロ(Quattro)は「4つ」を意味し、アウディ車の場合には4WD車を意味します。



正式グレード

Audi A4 Avant 2.0TFSI Quattro (B8)

排気量
2,000㏄
最高出力/トルク 211ps/35.7kgm
走行距離 約400km
(高速・街中)
今回の平均燃費
測定せず
車両本体価格 約600万円ほ ど
試乗日の路面状態 スノー・ドライ

今回の試乗車のA4アバントはモデル末期であり、2016年2月にフルモデルチェンジされました。そのため、中古車を購入する参考にご覧いただければと思 います。






アウディ A4アバント2.0TFSI クアトロ エクステリア

今回の試乗車は雪に似合わない白色です。

なかなか先進的なデザイン

Audi A4AVANT
ここ数年のアウディ車は以前のようなダサさは感じられず、先進的で近未来を感じさせてくれるデザインになったのでは ないでしょうか。

ヘッドライトはキセノン(HID)が装備されていました。また、写真ではヘッドライトがかなり汚れておりますが、ヘッドライトウォッシャーも装備されています。



大きくなったボディ

Audi A4AVANT 後ろから撮影
B8型にモデルチェンジしてからかなり長い期間経ってからの紹介となってしまいますが、先代のA4(B7)に比べても横幅が一回り大きくなりました。

そのため、技術革新もあり、高速時の安定性が増したものの、日本国内においては、今まで入庫可能だったタワーパーキングなどに入庫できないという事態も発 生してしまったようです。




Audi A4Avant 本革シート付きインテリア

外装は先進的なデザインになりましたが、内装のデザインはいかがでしょうか。


デザインはごくありきたりな内装

アウディA4 2.0クアトロの内装(運転席周り)
Dセグメントの高級ブランド車にはよく試乗をしており、メルセデスCクラス・BMW3シリーズ・レクサスIS・スカイライン(インフィニティQ50)など に乗ったりしましたが、どれも「スポーティな内装」と評しております。

アルミ調の内装(クアトロ)インテリア
今回のアウディA4アバントも同様です。



今後、別のコメントをするとすれば、ティアナの試乗記を書く機会が出来たとすれば、
「モダンインテリア」
と評することができるのでしょうか?それとも、
「安っぽいモダンインテリア」
と評する必要がありそうでしょうか・・・。




オプションで本革シートも選択可能

アウディA4のレザーシート

今回の試乗車であるA4アバント 2.0TFSIクアトロには、オプションで本革シートを選択することが出来ます。

高級感が増す一方、ベンチレーション機能(冷風)は装備されていないため夏は暑く、シートヒーターやパワーシートは布シートでも装備されているため(いず れも日本仕様)、高級感やリセール以外で革シートを選択するメリットは無さそうです。


そして後部座席は狭いです・・・。
(Cクラスや3シリーズと同じくらいでしょう)



ラゲッジスペースは広め

スーツケースに換算すれば4つ以上、ゴルフバッグに換算すれば3つは入る大きさになっています。

スノーボードやスキー板ならは普通に入るでしょう。




アウディ A4アバント2.0TFSI クアトロ 走行性能

今回はスタッドレスタイヤを装着しての試乗でしたが、以前、ノーマルタイヤでも試乗をしましたので、その時と合わせて紹介します。

また、雪道走行性能については、別ページに掲載予定ですのでそちらをご覧ください。



抜群の安定感を持つ高速走行性能

A4の高速走行性能
さすがドイツ車です。

高速道路走行においては、たとえスタッドレスを装着していたとしても、片手で容易に運転することが可能。おそらく、ドイツの自動車(専用)道路と同じよう な速度を出したとして、何ら恐怖を感じることはありません。


一応、今回の試乗車ではありませんが、2.0TFSIのFFモデル(パワーがダウンしている)のノーマルタイヤで高速道路を以前走行しましたが、こちらも 優れた安定感があり、ドイツのアウトバーンの速度で長時間走行していても全く疲れることはありません。



峠道の走行性能

峠を走行

☆路面状況
アウディA4では、あまり峠道を試乗したことが無く、じっくり考えて試乗したのは、今回の雪道走行が初めてです。ただ、途中にも路面状況がドライの箇所が ありましたので、それも含めて考察してみたいと思います。



☆結局峠道の走行性能は?
Sラインでは無いため、Cクラス アヴァンギャルドやBMW 3シリーズ スポーツ(MスポーツPKGでは無い)と比較をしても大差がありません。

乗り心地は悪くありませんが、ハンドリングは大して良くないです。コーナーを攻めようものなら、後部座席に積んでいる荷物が転がってしまいます。



☆雪道の峠の走行性能は?
雪道ではスピードを出さないため、判断しようがありませんでした。

ただし、4WDという特性上、ほかのドイツのFR車と比較をすれば、スピード高めでコーナーに突っ込んでも、かなり安定しているのが特徴でしょうか。



街中の走行性能


あまり良くない印象です。

何が良くないかと申し上げると、7段Sトロニックが装備されており、発進時にクラッチに繋がるまで違和感があまり得意ではありません。(ゴルフなど同様) ⇒MT車が日本でも存在すれば、解決できるでしょう。

また、ブレーキも少し編で少しだけ踏んだつもりが、気をつけないとガクンとなてしまうような設定でした。






アウディ A4アバント2.0TFSIクアトロ その他気になった点

いくつかA4アバントについてピックアップしてみたい点をまとめました。


便利なアダプティブクルーズコント ロール

アダプティブクルーズコントロール
アウディも例に漏れず、ACC(アダプティブクルーズ コントロール)が装備されています。

あまり褒められた使い方ではありませんが、雪の中でもうまく作動してくれ、日本車のように設定できる上限の速度があるわけでもなく、大変使いやすいもので す。

高速道路での利用を推奨されているものの、北海道の一般道であれば大いに役に立ちます。



純正ナビ(MMI)は使いづらい

Audi MMIは使いづらい
最近のアウディ車のはやりである、純正マルチナビゲーションシステム(Audi MMI)がA4にも漏れなく装備されております。純正ナビであるため、見栄えは良いものの、慣れるまでは使いづらいく、あまり好きにはなれません。


また、オーディオも試してみましたが、重低音が素晴らしく、無理にBOSEŽのスピーカーを装備する必要もないのでは ないでしょうか。(実際BOSEŽの方が良いのですが)



エンジンスタートボタンはシフトレ バーの隣

アウディのエンジンスタートボタン
場所が悪いとは思いませんが、助手席に子供が乗っていたらイタズラされそうで怖いです。



アウディ A4アバント2.0TFSIクアトロ 試乗記 総評

今回試乗したA4アバント 2.0TFSIクアトロは、大きく分けて2種類あるうちの上位グレードのタイプになります。ライバル車はBMW328i Sport / M-Benz C250 Avantgarde / LEXUS IS200tあたりになるかと思います。

しかしながら、私は以前BMW328i Sportに試乗したことがあるのです が、328iの方が加速性能が優れており(FRであることも考慮)、ハンドリングも悪くなく、あくまでトルコンATなので街中でも運転しやすく、328i と比較したとき優れている点が4WDということだけでは悲しすぎます。



とはいえ、後日別ページにて紹介する予定の雪道走行性能には優れ、高速道路も安定した走りを見せてくれ、雪国で生活するような場合には最適な1台になるの は間違いありません。

また、新型モデルはバーチャルドライブが装備されるなど、今までのアウディ以上にカーナビが使いにくくなります。(経験済み)もしかしたら、今回試乗した B8型の方が実用性能は優れているのかもしれません。










関連項目:
雪道2016プラドvsレヴォーグvsアウディA4クワトロ 雪道に最も強い4WDは?

アウディA4 2.0TFSIクワトロアウディ A4 2.0TFSIクワトロ(B9)
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