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フォルクスワーゲン ゴルフVII コンフォートライン

VOLKSWAGEN GOLF VII 1.2 TSI Comfort Line
フォルクスワーゲン ゴルフ7

フォルクスワーゲン ゴルフは1974年より40年以上販売されているフォルクスワーゲンの代表車種です。今回は7代目にあたるゴルフVIIを試乗します。

日本仕様におおけるゴルフ7は、最新テクノロジー満載の車へと変貌しており、コンフォートライン以上のグレードではカーナビが標準装備され、ACC(アク ティブ クルーズ コントロール)も装備されています。






試乗車概要

正式グレード
VOLKSWAGEN GolfⅦ 1.2 TSI Comfort Line

排気量
1.2L
最高出力/トルク
105ps/17.8kgm
走行距離
約600km+α
(高速・山道・街中)
今回の平均燃費
高速+山道 13.2km/L
(満タン法で計算)
車両本体価格
280万円ほ ど?
試乗日の路面状態
ドライ
 


VOLKSWAGEN Golf7 エクステリア

フォルクスワーゲン ゴルフ7
無理に加工をしたので少々画像が荒いです・・・。

フォルクスワーゲン ゴルフは従来よりハッチバックの車になっています。少なくとも日本市場における直接的なライバルは、メルセデス・ベンツAクラス・BMW1シリーズ・レク サスCTになるでしょう。

フォルクスワーゲン ゴルフ7 うしろから

フォルクスワーゲンとは大衆車の意ですが、ライバルになる車はいずれも高級ブランドとして販売されている車種ばかりで、フォルクスワーゲン ゴルフの持つ実力がよく分かります。

日本車にはこのようなハッチバックタイプの車両は数少なく、トヨタ オーリスくらいしか思いつきません。(各メーカー個性のあるハッチバック車は販売していますが)


フォルクスワーゲン ゴルフ7 横から

また、世界を代表する大衆車ではありますが、外観のデザインを見ても安っぽさは感じられず、それだからこそ世界中で愛される1台なのかもしれません。



ゴルフ7 インテリア

ゴルフ コンフォートラインの内装

今回試乗したコンフォートラインは、黒基調の内装になっております。さすがに、電動シートやシートヒーターなどの豪華装備は期待していませんが、ヨーロッ パ車で一番重要とされるシートの座り心地は悪くなく、長距離ドライブでも疲労感はありません。
コンフォートラインにはコンフォートシートという名称のシートが装備されていますが、そこには少し納得できない 部分もあります・・・。

1つ上のハイラインというグレードを選択すると、オプションで本革シートを選択することも可能ですが、ゴルフにそこまで求めなくても良いのではないでしょ うか。


スポーティさを感じられるインテリ ア?

運転席周り

インテリアパネルもアルミに見えるパーツを採用しており、期待値があまり高くないこともありますが、内装にもあまり安っぽさは感じられません。これであれ ば、車を運転するたびに、気分が鬱になることは無いでしょう。



フォルクスワーゲン ゴルフ7 走行性能


フォルクスワーゲンと言えばダウンサ イジングターボ

さて、フォルクスワーゲンと言えば日本国内におけるダウンサイジングターボエンジンを発売した先駆け的な存在でもあります。

フォルクスワーゲン 1.2 TSIエンジン

今回試乗したゴルフ7 コンフォートラインには、直列4気筒1.2Lターボエンジンが搭載されており、小さい排気量でも街中走行には十分に性能を発揮してくれます。また、高速道 路走行においても、安定感はかなり抜群ですので快適なドライブを楽しめます。

この1.2Lエンジンに悪い点があるとすれば、アウトバーンでひたすら追い越し車線を走行するのはパワー的に無理があることくらいでしょうか。しかし、さ らなるパワーを求めるのであれば、GTiなどの2.0Lエンジンであれば、各段に性能は上がるでしょう。


以前から採用されているDSG

DSG(≒DCT:Dual clutch transmission)は以前からフォルクスワーゲンで採用されているトランスミッションで、一般的なATよりも変速スピードが速く、低燃費に貢献し ています。変速スピードが速いことから、フェラーリやBMW Mモデルなどのスーパーカーやスーパースポーツ車にも採用されています。

トランスミッション

しかしながら、私としては普通に運転する分には多々欠点があり、ある程度MT車と原理は同じであるためか、急発進しなければ ならないときに、うまくクラッチを繋げないと簡単にホイルスピンを起こしてしまったりします。

また、長い距離を走っているうちに、DSGの性質に慣れない(普通のATの感覚ではNGだと思います)と、クラッチがすり減ります。
※そんなに古くならなければ補償で直せると思います。


したがって、DSG車両に乗るのであれば普通のMT車の方が運転しやすいかと思います。



ACC(アクティブクルーズコント ロール)も標準装備

フォルクスワーゲン ゴルフ7
先述した通り、コンフォートライン以上のグレードではACC(Active Cruise Control)が装備されました。


もともとはよそ見をしている時に前方の車に追突を防ぐ(軽減)することが目的ですが、道路上で前方の車と一定の距離を自動的に保って走行してくれる優れも のであります。

フォルクスワーゲン ゴルフ7アクティブクルーズコントロールで走行中
左:アクティブクルーズコントロールのスイッチ類
右:アクティブクルーズコントロールで走行中


ただ難点もあり、ACCで走行中に前方に車が停止していても、なかなかブレーキをかけてくれず、追突しそうになることがあります。

また、フロントガラスにカメラが埋め込まれており、万が一ガラス交換をする場合、精度の高い技術が必要となるため、その分の修理代も相当掛かってしまいま す。そのため、なるべく車両保険に加入した方が良い車になってしまいました・・・。



山道も走行できる足回り性能

山道も走行

あくまでも普通の車ですので、本気になって峠を攻めるような車ではありませんが、山道でも安定した加速・ハンドリング性能を発揮してくれます。



その他 気になった点

ドイツ車では珍しいタッチパネル式ナ ビ(Discover PRO)

すべてのゴルフ7に純正モニタが搭載されました。カーナビの機能がついているかに違いはありますが、純正モニタではオーディオの操作が出来る他、車両の各 種設定を行うことが可能。

ゴルフ純正カーナビ Discover PRO

他のライバルのメーカーはコントローラーを装備していることが多く、慣れるまで使いづらい点に難点がある一方、ゴルフに装着されているナビはタッチパネル 式となっており、従来通り比較的使いやすいナビであると思います。

ただし、トヨタ車のタッチパネル式ナビは爪を使っても操作することが可能ですが、ゴルフに装着されているナビは指紋がつく部分でモニタに触れないとナビが 動いてくれず、モニタが汚れてしまいます。(少し神経質すぎる話ですが・・・)




VOLKSWAGEN GOLE VII Comfort Line 総評

ゴルフの走行画像

なかなかバランスの取れた車であると思います。今回試乗したコンフォートラインは車両本体価格300万円を切る値段で販売されており、乗り心地や装備面か らみてもコストパフォーマンスも十分であると言えます。

おもに1人~2人で乗り、ある程度ハンドリングを楽しみながら走行したい方にはオススメの1台であると言えます。ただし、乗り心地だけで考えるなら同じ 300万円で購入できるトヨタ マークXの方が上です。


撮影地:栃木県 那須周辺






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